RX-8で著名なエイトリアンさまによるL235エッセ企画が今月実施。
ありがたいことに当社のサスペンションをご指名。
筑波という有名な舞台で、現役プロドライバーというシチュエーション。
真面目に作ってきた車高調とはいえ、正直どんな結果になるかドキドキいたしました。
購入した中古車ほぼそのままで、車高調を入れた状態。
NA660ccという最も非力なエンジンでの挑戦。
残念ながらレースに詳しくない私、しかも奈良県人には筑波でのタイム感覚が乏しい。
一番嬉しかったのは谷川選手のコメント。
「軽自動車は跳ねるイメージがあるけれど、この脚は固めにセッティングしても、縁石にひっかけても跳ねない」
という部分。
レース一筋でプロとして戦っている現役選手から率直に評価していただけたことは物凄く嬉しい。
申し訳なかったのは、当社が当日のサスペンションサポートに同行できなかったこと。
セッティングをドライバーに合わせる作業がほとんど出来ない状況だったそうです。
動画を拝見して意外だったのは車高と減衰セッティング。
当社のサスペンションを購入されるユーザーさまの大半はハイレートスプリングを選択。
ラインナップのバネではレート不足で、他メーカーのさらにハイレートを装着されている情報も。
となると減衰力セッティングも上げる方向。
今回のタイムアタックでは車高を上げて、減衰を柔らかくする方向性が検討されていました。
走る環境、ステージ、ドライバーの好み、車両の作りこみやパーツ、タイヤ等色んな要素があり正解はありません。
けれど、また違った視点をいただいて非常に参考になりました。
谷川選手、ありがとうとございました。
この機会を提供してくださったエイトリアンさまにも感謝。
当社はテストとしてサスペンションを提供させていただきましたが、それ以上に大変なコスト。
数度に及ぶ走行テスト、プロドライバーの招聘、コースレンタル、サポートスタッフ等。
何よりも豊富な経験、多くの人との繋がりが無いと実現出来ない舞台。
軽自動車のレース用サスペンションというのは実は選択肢が少ない。
S660、コペン、ワークスなど自動車メーカーが”スポーツグレード”として発売しているものはまだマシ。
エッセ、ミラ、アルトバン、トゥデイといった普通の軽自動車には設定が少なく、あってもドレスアップ用。
手軽に購入できるクルマたちは、モータースポーツの門を叩く人たちの入門者として活躍。
サーキット性能を保持したものがRMS-Kシリーズ。
高額で高性能は当たり前、性能を維持しながらも10万円台で開発。
車高調というのはどれも形が似たり寄ったりで、車高を下げることが可能。
一番重要な部分は減衰力だけれども、それは目視では判別できない。
そこに手間隙おカネをかけている当社は、流行の海外製と価格勝負出来ません。
でも、ショップオーナーさんたちはそこを見極めてくれます。
ネットで簡単に車高調が購入できる時代だからこそ、ショップさまでの購入と取り付けをおススメします。
コロナ渦ではじめたトライアスロン。
やってみてわかったのは自動車レースに似ていること。
身体がオーバーヒートするとブラックアウト。
どうやって給水するか、普段からどれだけ接種するかの調整が凄く大切。
空気を吸うエアインテークは口。
水泳、自転車、ラン、どの競技においても適切に呼吸する位置を探し当てるのが重要。
姿勢はアライメントであり、適切でなければ速度と燃費に悪影響。
個人的にもっとも大きな要素だと感じているのがパワーウエイトレシオ。
肉体の軽量化により、速度、燃費、耐久性がいっきに向上。
私にとっては一番の難所。
重さ約400g、単品カロリー1100㌔
こいつの誘惑に…
ダメだ、またしても敗北…